バスクへの旅4

東京バレエ団のオネーギンが上演中ですが、今回、私はパスです。敢えて観に行かなくてもよいかな、と。マノンやオネーギンはどうも日本人向きじゃない気がするので。行きませんでしたが、もし行くのなら初日の吉岡さん、高岸さん、小出さん、長瀬さんの日だったかな。次のバレエはマラーホフ公演です。もう直前に迫ってます。
旅の記録を続けます。
Hotel ChiloのChocolaに別れを告げて向かった先は、Aldudes。目的はバスク豚を食べさせてくれるレストラン。朝食も美味しんでつい食べ過ぎちゃうのですが、ディナーをホテルから離れた所で食べるのは暗い道を運転して帰ることになるので避けたいため、必然的にランチになるのです。目的のレストランSaint-Sylvestreに到着したのは丁度正午くらいだったと思います。Aldudesの村からちょっと離れていてほんとにこっち?と思いながらやっとたどり着いたのですが、、。人気がなくて、どうしたのかな?と思いながら中を覗いていると男の方が出てきました。「今日はマムがバイヨンヌに出かけちゃってレストランは休みなんだ、ゴメン」とのこと。「いえいえ、こちらこそ、予約してなかった私たちが悪いのです。また、今度〜。」って、言ったもの、また、なんてあるのかい?とほほ。
ここまで来たら、もうスペインとの国境はすぐそこ。せっかくだから国境を渡ってみようということになって車を走らせました。写真が国境らしいです。フランス側とスペイン側ではアスファルトの感じが違う〜。EU統合前はきっとパスポートチェックが必要だったんででしょうけど、それらしい場所も見あたらず、ここ国境?ってな雰囲気でした。でも、人がいない道路の真ん中で2つの国をまたいで何となくご満悦の私たちでした。来た道を戻って次なる目的地はSaint-Jean-Pied-de-Portです。


サンチャゴ=デ=コンポステラの巡礼路のうちの一本の道のフランス側最後の宿場町です。今でも巡礼の方がここで休むために簡易宿泊移設があったりします。巡礼路の出発点のうちの一つウェズレーに行った時は巡礼者のシンボルであるホタテグッズが売られてないなと思いましたが、この街にはホタテの貝殻そのものや銀製のホタテアクセサリーも売られていました。巡礼と関係のない我々みたいな観光客もいっぱい。お昼を食べられなかったけど、朝食をたっぷり食べたので特にお腹も空かず、城壁の中の旧市街をお散歩しました。今回、訪れたバスクの町の中では、一番にぎわってたかも。

この日の宿は、Saint-Etienne-de BaïgorryのHôtel Arcéです。
このホテルもとっても良かったです。村の中ですけど川沿いにあってちょっとお部屋から川のせせらぎが聞こえます。お食事前に散歩したら、公園でペタンクやってるおじいグループ、道に出したテーブルの周りでおしゃべりしてるおばあグループ(何故か小学生くらいの男の子も参加している)、教会の広場でペロト(バスク地方の球技、屋外スカッシュみたいな感じ)の練習している女の子など、バスクの人々の日常が垣間見れました。のーんびりとした田舎の村なのですが、ホテルArcéはおしゃれ〜、でした。レストランのインテリアも明るくて、お料理もモダンでした。お味は軽くて素材を味わうタイプ。美味しかったです。もちろん完食。