バスクへの旅2

さてさて2日目。空港のレンタカー窓口に行って、まず車を調達。オートマで、4つのおっきなスーツケースを乗せられる車となるとミニバンになっちゃって、普段コンパクトカーしか運転しない我家には大きすぎ。でも仕方ありません。後部座席がゆったりしてたから母達は乗り心地良かったかも。予約通りの車でここでも一安心。カーナビも付いてた。念のため持って行ったGarminのチビナビも装着。最初の目的地はLourdesです。
Toulouseの空港から2時間位だったでしょうか。高速を使ってピレネーを目指しました。遠くに雪山が見えます。Lourdesは想像ではもっと人気のない山の中の村のような所を想像してましたけど、ちゃんとした街でした。明るい雰囲気だったし。大聖堂に続く道にはお土産屋さんがたくさんあって、泉の水を汲むための水筒もたくさん売られていました。大聖堂に近づくほどに値段があがっていたようです。大聖堂の横には病院もあるようでした。看護婦さんらしい方を何人も見かけました。
そして奇跡の泉の水は、訪れた人は自由に好きなだけいただくことができるのでした。しかし、これまた想像したのとはちがって蛇口をひねると出てくるシステム。水はたいへん豊かでした。もちろん、私もお水いただきました。聖地と言われる場所に来ているのに私ってば、何か気持ちが落ち着かなくてアタフタしてしまった。
聖母マリアが現れたというグロットは確かに何かが宿っている雰囲気を持っていましたが、そこで心を静める余裕が持てなかったのです。何か悲しい。もっと大らかに余裕をもって生きて行きたい。杖をついている方、車いすの方、また、誰かを思って祈っている方、様々な方がいらして、色々な思いを抱いてその場所にいるというのに。私は特別な信仰心も持たずに全くの観光客としてその場に立っていました。

この日は、お昼ごはんは、Lourdesの街でパンを買って簡単にすませ、早めにホテルを目指しました。時差ボケもあるし、慣れない左ハンドルの運転です。バスクに入れば、もう高速を運転することもない田舎道です。大きな車の運転が気にかかりました。
この日のホテルはBarcusという村のはずれにあるChilo。2連泊しました。いよいよバスクの旅の始まりです。