バスクへの旅3


バスクに入ってからの最初の宿Hotel Restaurant Chiloは、とても居心地の良いホテルでした。裏のお庭をうろうろしていたら、茶色のレトリバー犬がやってきました。人なつっこい犬で、なでたら飛びついてきました(^_^)。おっきいからよろけそうになったよ。ホテル周辺を散歩してる時もずーっと付いてきて、っていうより、村の中を案内してるつもりだった様子。水浴びした後でびしょびしょになって現れて、どうしたの?って聞いたら、水浴び場所を教えてくれたり。近所の猫ちゃんや他のワンちゃんとも当然顔見知りで、我々が他のペットに気を取られている間もじっとしてその様子を伺っています。まるで友達を紹介してくれてるみたい。
ホテルのマダムが”Chocolat!”って呼んでいました。Marronっていうより、やっぱりChocolatだね。
さて、旅の3日目。朝ご飯にフルーツソースのかかったCaille de Brebisもいただいて、「バスクに来たな〜」という思いを深くしました。バスクと言えば、オッソーイラティ、プチ・アグール、バスク豚。羊のチーズ好きとしては、羊さんたちが群れをなしているとチーズが食べたくなるのでした。
午前中は、山バスクの中心の街であるPauに出かけました。日曜だったからお店も休みで人通りもまばら。インフォメーションで教えてもらったマルシェもしょぼかった(;_;)。アンリ4世の生まれたという城を外から眺めたりしました。天気が良ければ、ピレネーの山々が見えるはずでしたが、残念ながら見えませんでした。田舎に行きたい気持ちが強くて、もう街はいいや、と思いながらPauを後にしました。
ここまで着たら、オッソーの谷に行かないわけには行きません。午後はD934Pau街道を南下して行きました。途中、”Route du fromage A.O.C. OSSAOU IRATY”なる道路標識もあって盛り上がります。事前に何にも調べてなくて、チーズ農家は何軒もあったので看板に沿って横道に入ったら行き止まりだったりして、念願のチーズにありつけないまま走り続けていました。何となく雲行きはあやしくなるし、取りあえず街があるから言ってみようということになり、立ち寄った街がLarunsという所。ラッキーなことに日曜だというのにチーズやハムを売っている店があったのです。試食もさせてくれるし、おまけで鴨肉サラミもくれたり、良いお店でした。この街は、ピレネー国立公園内トレッキングの拠点になる街のようでインフォメーションがあるし、おおきなリュックを背負っている方達を見かけました。

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