明けましておめでとうございます

昨日帰国してまだ時差ボケの頭に、新年早々ビッグニュースが飛び込んできました。
カール・パケットがエトワールに任命されたそうです。おめでとう、カール。
私も26日に彼のドロッセルマイヤーを観てきました。堅実なプルミエという印象で、客席からも暖かい拍手をもらっていました。でも、残念ながら私にはエトワールの踊りには見えず・・・。彼の活躍を見れば、エトワールなみの働きをしているのは事実ですし、ペッシュがエトワールだったらカールがエトワールな方が当然な気もします。もちろん、私はカールもペッシュも好きですけど、エトワールという称号にふさわしいダンサーなのかどうかは少々疑問が残るのです。そう言ったらジェレミーだって、なんちゃってエトワールかもしれませんが、コンテで見るジェレミーには確かな才能を感じますから、私的にはどこか許せるものがあるのでした。イレール、ルグリの大エトワールが引退して、怪我人も多いオペラ座は、クラシックの演目で主役を安心してまかせられるエトワールが少ないのが現実です。そんな中でカールが主役を務める回数が多いですから、実績の勝利というところでしょうか。日本公演も全てエトワールが主役が務めることになって並びがすっきりしました(笑)
エトワール任命のニュースにケチをつけてしまうような事を書いちゃいました。カールの実績と貢献度を充分に認めた上で、私が従来抱いていたエトワールという称号に対するイメージからの私見です。エトワールは単にプリンシパルで、プルミエがファースト・ソリストっていうことだと考えれば良いのかなと最近は思っています。
旅行のことは、また後で。