ウィーン&プラハの旅1

お天気にも恵まれ良い旅でした。もっと涼しいかと思ったら意外と暑かった。昼間は半袖で良かったかも。最後の方のプラハは朝晩冷えて、それが心地よいくらいでした。
ウィーンにはだいぶ前に一度だけ行ったことがあります。それも多分1泊しただけでシェーンブルン宮殿を見てザッハートルテを食べたことしか憶えてないけどまた行きたいという印象が残った街です。クリムトやシシィなど私の興味を引く対象が残したものがある街。観たい所、行きたい所がいっぱいで5泊したけど全然足りなかったです。
写真はウィーン国立歌劇場。来シーズンからのルグリの職場です。どなたか関係者が亡くなられたようで黒い垂れ幕?旗?が下がっていました。到着したその日の夜、さっそく足を運びバレエ鑑賞。特別良い評判を聞かないバレエ団なのでそう期待はしなかったのですが、結構楽しめました。そうは言ってもコンテンポラリーのミックスプロなので、前半の2作品は時差ボケ&退屈で申し訳ないけど途中爆睡しましたけど(^^;。後半がフォーサイスとキリアンの作品でした。ラッキー。バレフェスでアニエスとジョゼの踊ったSlingerland pas de deuxと抜粋でしか観たことのなかったPetite mort”小さな死”と同じくキリアンのSechs tanze”6つのダンス”だったんですけど、キリアン作品がとっても良かった!ダンサーのレベルがどうのとかはどうでも良くなってしまって、作品自体の魅力にやられました。この2つの作品は繋がっている作品みたいで、小さな死で出てきた衣装というか小道具が6つのダンスの方にも出てくるのです。ユーモラスで音楽性が高く、楽しくって幸せな気持ちになっちゃいました。小さな死はモーツァルトのピアノ協奏曲21番の所しか知らなかったけど、最初は23番から始まるのですね。ル・パルクの解放のパ・ド・ドゥのあの曲です。それが全く違うニュアンスの振付でまたまた新鮮で楽しい。もっとこういう作品を観る機会が増えたら良いのに〜。
バレエ団としての実力はどうなんでしょうねー。クラシック作品を見ないとよく解らないという正直なところですが、今までみた事のある作品はやはり見劣りがしたのは事実です。だってオーレリ&ルグリとアニエス&ジョゼとの比較ですもん。比較する方が無理があるってもんです。でも、まあ、キラリと光るダンサーがいなかったのは確かです。名前をチェックしたくなる人いなかったんで。
オケに関してはキリアン作品の時のモーツァルトは良かった〜。音が澄んでいて柔らかい。思わず涙が出そうになっちゃった。オペラは蝶々夫人だったのですが、なんか感動がなくて。私に聞く耳がないのでしょうか、、。蝶々夫人の方はなかなか華があって良かったのですが、ピンカートンがねぇ・・。容姿はしょうがないとしても(そう言いながら姿形にはかなり不満を持ってしまってそこらへんの理由で入り込めない自分がいます)声自体にも魅力がなくて。期待が大きすぎたのかな。オケ自体にも魅了されなかったです。ウィーン国立歌劇場管弦楽団ってウィーン・フィルの母体?作品によってもムラがあるのでしょうか、、。はぁぁ、、私とオペラとの間にはまだ壁が存在します。