リヨンにて1

今回の旅行で一泊だけパリを離れてリヨンに行きました。思ったほどは寒くなかったし、地下鉄もあるので街を巡るのは楽でした。
当日、朝7時過ぎにはホテルを出てパリ・リヨン駅へ。TGVは8時ちょっと前の出発だったんだけど、まだ真っ暗で夜中みたいでした。緯度が高いので日が短いのですが、日の入りはそう変わらないんですよね。とにかく朝がなかなか明るくならない。低血圧の私はいつまでもぼーっとしてしまいます。10時くらいでやっと目が覚めてくる感じ。その10時くらいにはリヨンに到着して取りあえずホテルに行きました。荷物だけでも置こうと思ったのですが、もうお部屋を使えるとのこと。思わずくつろぎそうになりましたが、すぐに目的地に行くことに。
リヨンは古くから絹織物産業が栄えていていくつも中世の時代からいくつもの工房があったそうです。そのリヨンの織物の歴史を一望できる博物館があると聞いたので行ってきました。織物装飾芸術博物館のサイトはこちら
訪ねてみると、織物ばかりでなく装飾芸術博物館も併設されていて、そっちは「もうすぐお昼休みよー、早く見てその後織物の方をどうぞ」と案内されてざっと鑑賞。工芸品や家具などが実際のお部屋のインテリアとして展示されていました。織物博物館は時間を気にせず見ることができました。写真が撮れないし、言葉もよくわからないので記憶が曖昧ですが、エジプト、イスラム圏、インド?の古い布から日本の刺繍の布までありました。西欧のものはスペイン、イタリア、もちろんフランスなど。マリー・アントワネットゆかりの布などもあり、実際仕立てられたドレスの美しさは溜め息モノです。この後、パリに戻ってガリエラ・モード博物館で開催されていた「クリノリンの帝国展」ではもう少し時代が進んだ頃のドレスのコレクションを見まして、またまた溜め息をつきました。
博物館を出て、歴史地区まで歩いて行きました。ベルクール広場を抜けてソーヌ川を渡りSt.Jean通り、Boeuf通りへ。さすがにお腹が空いたのでガイドブックで見たレストランLes Lyonnaisへ。リヨンに来たからにはやはりサラダリヨネーズとクネルを注文。味は悪くなかったけどとにかく量が多かった〜。店員さんの感じもあんまり良くなくって、この店はあまりお勧めいたしません。
食後はケーブルカーに乗ってフルヴィエール聖堂へ。さすがに寒かったけどそこから眺める景色にリヨンを実感しました。聖堂の中も美しかったです。19世紀終わりの頃に建てられたとのことですが、きらびやかなモザイクでビザンチン様式風。時間のある時に歴史を調べてみよう。よくリヨンというとこの聖堂の青銅色の天使が街を見下ろす写真を目にします。お隣の鐘楼の上には金色のマリア様もいらっしゃいました。