続・九州に行って来ました

九州旅行紀の続きです。
玉の湯ショック(我家では帰宅後こう呼ばれている)を受けながらも、宿には12時のチェクアウトぎりぎりまで滞在し、お風呂にも何度も入って温泉を堪能しました。お部屋のお風呂が温泉掛け流しというのは何とも心地よいことよ。おかげでかなりデトックスが進んだように感じました。
湯布院を後に車でやまなみハイウェイに向かいました。山道の運転は久しぶりで慣れないレンタカーにちょっと緊張しながら車を走らせました。途中「九重”夢”大吊橋」なる案内があり寄り道を試みましたが、吊橋近くになったら駐車場に入るために渋滞になってるんで断念しました。他はスイスイなのにそこだけ渋滞・・。九風堂のソフトクリームもあきらめました。長者原ビジターセンターを目指し飯田高原に指しかかったころから視界が開け、前方に九重連山が。噴煙を上げる山肌が見える。写真は撮れなかったけどススキ野原とちらほら紅葉の始まった山の姿に見惚れる私。長者原を過ぎると様々なハイキングコースがあるみたいでやまなみハイウェイ沿いからもコースの入り口がいくつも見えました。温泉も何ヶ所もあって、今度はこの辺りに泊まってハイキングもいいなーとちょっとワクワクしました。
しばらく走って下りに入ると今度は阿蘇の山々が遠くに見えます。天上の世界から下界を見下ろす神のような気分になりました。雄大な眺めです。素晴らし〜。嗚呼、、今度は阿蘇にも行きたいな〜。
久住高原ロードパークを通り久住高原からの阿蘇の眺めも堪能した後、二日目の宿、奥満願寺温泉「藤もと」に到着です。実は、旅に出る前は玉の湯後の宿泊になるのでがっかりすることになるといやだわぁ〜と心配していたのでした。ところが、そんな心配はすぐに吹き飛びました。宿の駐車場に車を入れるとすぐさま宿の方が出てきて下さり、「○○さまですね、お待ちしておりました」と出迎えてくれるではありませんか。もっとも玉の湯ショックの後だったので余計にそのようなおもてなしに癒しを感じたのかもしれません。お部屋のインテリアは洗練はされていませんがこたつなどが置いてあり、くつろぎ環境は充分であります。出されたお菓子も手作りおはぎでした。この宿、お部屋の数よりお風呂の数の方が多いという珍しい宿です。貸し切りの家族風呂が4つ(新しくできた桧の半露天のタイプが良かったです)や川のすぐ横にある野趣あふれる露天風呂などそれぞれ違った魅力がありました。で、問題のお食事も奇をてらうことなく、素材に素直なお料理たちで大変好感が持てました。秀逸なのは朝食バイキング。家庭的なお総菜の数々が食べられます。和のお総菜も良かったですが、サラダやハムもおいしゅうございました。残念なのは量が多すぎて全種類食べられないことです。お弁当にしたかったくらいです。
食べることが大好きな知人のお勧めだったのですが、大当たりでした。ここは是非ともリピートしたいものです。
最終日、朝からお風呂に入り、お腹も心も満たされた状態で宿を後にしました。ホントは阿蘇に寄って熊本空港から帰って来たかったのですが、特典航空券は熊本空港からの便が取れず、福岡空港から帰ることになってしまいました。空港までの途中、日田市豆田町に寄りました。ま、それほど風情は感じられませんでしたが、江戸時代の豪商の家を見学して古いお道具類を見たりして楽しみました。写真は土鈴屋さんのショウウィンドウ。イマイチな土産やが多かった中でセンスが良く、土鈴たちもかわいらしかったです。隣の漆芸品の店も良かったな。私は自分に下駄を買いました。鼻緒の感じが気持ちよく指にフィットして履きやすかったもんで。夫にもお土産に七島い草の草履をゲット。
日田を出たらもう後はひたすら高速で福岡空港まで車を走らせました。ちょっと疲れたのか帰りの飛行機の中では爆睡してしまいました。あー、でも旅は良いものね〜。