K-Ballet、ドン・キ2
今夜も行って参りました〜。キャストは、
キトリ 中村祥子
バジル 宮尾俊太郎
ドン・キホーテ ルーク・ヘイドン
ガマーシュ サー・アンソニー・ダウエル
メルセデス 樋口ゆり
エスパーダ ニコライ・ヴィユウジャーニン
花売り娘 浅川紫織、鶴谷美穂
キューピット 白石あゆ美 など
中村さんのキトリと宮尾さんの全幕主役デヴューが観たくて今夜のチケットを取りました。中村さん、スケールの大きさを感じさせ、堂々としたキトリでした。彼女はどこか包み込むような暖かさがあります。日本人ダンサーにこのタイプは珍しいかも。カワイイ感じのダンサーはけっこういるけどねー。例えが変かもしれませんが、先日、日本人でミス・ユニバースになった方がいらっしゃいましたよね。あの方とも共通の世界レベルのアジアン・ビューティの器を感じるのです。ベルリンのエトワールになったんだもんね、マラーホフの元で色んな作品を踊ってさらに飛躍して欲しいです。もっと日本で踊って欲しいけど、Kだと相手役が難しいなーと思っていました。
そして、ついに中村さんと並んでも絵になるダンサーが登場?! じゃじゃ〜ん。宮尾くんですー。羊の皮を被った山羊は狼になれたか、というとまだまだな感じではありました。が、しかし、宮尾さん、素質十分です。日本人男性にしては珍しい足の美しさ。つま先もきれいです。指先もきれいですが、今日は緊張と経験不足で腕の動きがぎごちなかった(^^; サポートもまだ・・・残念〜。回転系はイマイチですが、ジャンプは高く技も栄えました。華も感じさせるし、Kの中では貴重なノーブルさも持ち合わせているタイプです。いわゆる熊川二世ではありませんですが、クラシックのバレエ団には絶対必要です。頑張れ〜、俊太郎!!
他、花売り娘、メルセデス、キューピットは昨日の方が良かったな。エスパーダは五十歩百歩でどちらも×。バットボルトは上半身が、ヴィユウジャーニンは下半身がダメだった。キャシディさんが今回はバジルだから、この役を踊れるダンサーは他にいないの?エスパーダは思いっきりの伊達男でなくっちゃ。Kのメンズはビジュアルの質があんまり良くないからので悲しい。明日はエスパーダを宮尾くんが踊る予定。期待しましょう。