K-Ballet、ドン・キ

行ってきました〜。あー、楽しかったっ。本日の主なキャストは、

キトリ      吉田都
バジル      スチュアート・キャシディ
ドン・キホーテ  ルーク・ヘイドン
ガマーシュ    サー・アンソニー・ダウエル
メルセデス    浅川紫織
エスパーダ    ビャンバ・バットボルト
花売り娘     長田佳世、東野泰子
キューピット   副智美 など

都さんとキャシディさんのパートナーシップは素晴らしかったです。キャシディの安定したサポートで都さんの踊りが冴えてました。バレエの動きというのは、キレのある動きと正確な制止が決まるとスカッと気持ちよいものです。これが抜群の音楽性に乗っているのですから、爽快、通快この上ないです。熊川さんの怪我で実現したドリームキャスト、怪我はとても残念でしたが、素晴らしい贈り物をいただいた気分♪ 今夜が二人の今シーズンのラストパフォーマンスだと思います。お疲れさまでした。
そして特筆すべきは、サー・アンソニー・ダウエル!なんとも品格あるガマーシュでした。当然ながらマイムが大変お上手で、いささか大げさなサイモン・ライス風味の振付をさらりとこなし、家柄も良いお金持ちといった雰囲気でした。ダウエルさまは立ち姿がきれいで、足のラインも美しいです。昔のビデオを見て本当にダンスール・ノーブルとはかくありきという印象を持ちました。くるみのDVD、お宝です。

英国ロイヤル・バレエ ピーター・ライトのくるみ割り人形 [DVD]

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私が始めてダウエル氏のダンスの映像を見たのは、「バレンチノ」という映画でした。いにしえの銀幕スター、ルドルフ・バレンチノの伝記映画ですが、バレンチノ役をヌレエフが演じ、何かパーティのようなシーンでバレンチノがダウエル扮するニジンスキーと踊るのです。すっごい設定ですよね。高校生の頃、映画雑誌でバレンチノの存在を知り超美形なのに驚き、後になってレンタルビデオ屋さんでこの映画を見つけた時はすっごくうれしくて・・。それがヌレエフであることは映画を見てから気付いたの。最初、バレンチノみたいに美形ではないけど野性味のある色気をもってるし、雰囲気のある人だわって思ったのよねー。キャストの名前を見てびっくり。これがヌレエフっていう人か・・って。当時からバレエにハマる伏線があったんだなーとしみじみ思います。ニジンスキーへの興味の発祥元もこの映画だし、私のバレエ好きのルーツといえる映画です。
バレンチノ [VHS]

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素晴らしいパフォーマンスを観られる幸せと、私のバレエへの愛!?をかみ締めた夜でした。ブラボー♪