本日初日

今夜は久しぶりにバレエを観に行きます。K-balletの白鳥でオデットが康村和恵、オディールがデュランテ、ジークフリード熊川哲也。ファンクラブでチケット取ったのに、S席でありながら2階の10列目ってあり?電話でチケット取りの苦労をしたくないからファンクラブ先行で取るけど、今回はさすがにがっかり。ま、明日の都さんのオデットは1階の13列だから許せるか。熊川版白鳥は美術が秀逸。それがもう一度観られるはうれしい。オデットとオディールを違うダンサーが踊るのはバレエ団サイドの事情から生じたのかもしれないけど、結果的には成功で、こうして再演を重ねると違うダンサーの組み合わせを観る楽しみも加わっている。
気になるのは演出。前回は第四幕でもオディールが登場したけど、私はこれはあまり好きじゃない。あまりにも直接的すぎると思ってしまった。想像の余地がない、というか・・。二人同時に登場すると、似ているから間違えたではなく、明らかに違う個性に惹かれたってことになって、ジークフリードがあまりにオバカな感じ。ま、確かにジークフリードはおばかなんだけど、そこに切なさも感じさせないとね。善と悪との戦いの強調より、ジークフリードの葛藤にスポットを当てた方が深まるのよねー。あ、そうするとヌレエフ版になっちゃうか。ははは。

熊川哲也 白鳥の湖 [DVD]

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これは、初演版だから最後にオディールは出てきません。さて、今回はどうなるかな?