ガラテア
昨日はオフだったので、大学時代の友人と久しぶりに会ってランチ。その後、オルセー美術館展に行って来ました。覚悟はしてたんだけど、すっごく混んでてマイリマシタ。日本人って芸術の好きな民族なんだと改めて実感しました。いくつか印象に残った作品を挙げてみます。「アパルトマンの一隅」クロード・モネ、「護符」ポール・セリュジェ、「室内、ストランゲーデ30番地」、「夜のクリシー広場」ウジェーヌ・カリエール、そしてやはり、「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」エドゥアール・マネ、「ガラテア」ギュスターヴ・モローなど。
iTunesで作品の解説が聴けます。
私はギュスターヴ・モローの絵が好きです。モローって名前だからってわけじゃないのよ、好きになったのはエルヴェの方が後。幻想的でロマンティックに見える画面に、無意識に潜む心の闇が広がっている。普遍的は深層心理、神秘性、そして圧倒的は美!ミステリアスな性格だったらしいことも私の興味をそそるの。この「ガラテア」は特に女性が美しい。巨人ポリュフェモスの視線はそのまま孤独な画家の視線となってガラテアを見つめているかのよう。オウィディウスの「変身物語」も読んでみようっと。
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