五輪男子フィギュア

今更ですが、やはり一言だけでも書いておきたい。
高橋大輔くん、銅メダルおめでとうございます。
とても価値あるメダルです。金以上の価値があります。怪我を乗り越え、心の弱さにも打ち勝ち、成長した姿に感動しました。
私は4回転至上主義ではありませんが、フィギュアスケートがスポーツ競技である以上、より高度なテクニックを目指す必要があるのが事実です。そういう意味ではプルシェンコが主張していることは理解できます。でも、今回は、プルシェンコの持論も物議をかもすだけで説得力がなくなっちゃった。もちろんクワドを降りられなかった高橋くんは何も口にしないのは当然なんですけど、もし、成功して金じゃなくても何も言わないのが日本男児かな。
ジェフが優勝した時のワールドでジュベールがクワドの重要性を訴えたのと構造は同じですけど、プルシェンコのアピールはちょっと品がないですね。ま、でもこの問題はプルシェンコが訴えるのが適任なのでそういう役回りとして一役かってるんでしょう。そのために今回のオリンピックに出場したんだと思います。お疲れさまです。クワドに挑戦する価値が高くなるような採点方法になるといいなと私も願っています。
芸術的要素を点数化するのは難しいし、その辺りがあいまいなのも良いのではと思います。でも、今回の地元加点は納得いきませんでした。あんなことがあるから、いろんな批判の元を作るのです。
数あるスポーツ競技の中で唯一私が心から楽しんで見ているフィギュアスケート。順位がついてしまうのは競技なので仕方ないですけど、点数に現れず、結果がついて来ない所の魅力が確かにあるのです。今回はジョニー・ウィアーが素晴らしかった。彼の演技に魅了されたことも書き記しておきたいです。