amarena11月号

友人が「ボッレのことが雑誌に出てるよ。電車の吊り広告で見た。」と教えてくれたので、本屋を物色。

amarena ( アマレーナ ) 2009年 11月号 [雑誌]

amarena ( アマレーナ ) 2009年 11月号 [雑誌]

確かに表紙に”ロベルト・ボッレ独占取材」って書いてあります。Figaroはパリオペなら、amarena(イタリアの情報を多く載せる雑誌らしい)はイタリアを代表するダンサーであるロベルト・ボッレに注目ってところでしょうか。最近、来日することのない彼ですから日本では情報が入りにくいですけど、ABTで踊り、ハンブルクへのゲストも決まり、活躍の場を広げています。それに何と言っても美しいですから〜。以前は美しいけれど何か物足りないという印象でしたが、2年前にパリオペでゲストとしてアニエスと「椿姫」を踊った時は、表現力の的確さに目を見張りました。もちろんその美しさも健在でさらに陰影が深くなった印象を受けました。
スカラ座の「ベジャールの夕べ」ではムッルと「さすらう若者の歌」を踊るんだそうです。想像しただけでめまいがしそうです。観たいな〜。
他にもバレエに関する記事が少しあって、最後にとても短いですけど、何故かアニエス・ルテステュのインタヴューが。衣装デザインの話題から”ドロテのウエディングドレスを作った”とあります。何ですか?ということは彼女は結婚した(もしくはこれからする)ということ?アレッシオと?・・おめでとうございます。えー、彼女はなかなか興味深いことをおっしゃっていて、”観客の方々に何かを考える’種’を持ち帰ってもらうこと”を心がけているというのです。”舞台を観たことで、今までとは違うことを考えるきっかけが持てるような、決して目には見えない’種’を与えていけたら嬉しい”と。なるほど〜。確かに公演を観て何か’新しい感覚を覚えたり、今まで興味を特に感じなかったことに関して調べたくなったり、ダンサーそのものにとても魅力を感じたりすることが楽しくて劇場に何度も足を運んでいるのです。日ごろ感じているけれど、きちんと言葉にしていなかったり意識下においたままにしてあることに気付くことも何かうれしい。私の脳が喜ぶ感覚です。こんな素敵なことを教えてくれるアニエスがますます好きになりました。