東京バレエ団「ジゼル」9/14

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公演後はルグリ先生のスーパーバレエレッスン見学会です。
★★★
スーパーバレエレッスン、とーっても充実してました。演目はピエール・ラコット版「ラ・シルフィード」。ルグリ先生は最初から最後までテンション下げずに、自ら踊り、しゃべり、歌い!続けてました。もちろん身体も一緒に歌っていましたよ。ルグリも生徒さんたちもすごい集中力で、ルグリのアドヴァイスで踊りが変わっていくのが素人の私にもよくわかるくらいでした。みなさん本当に素晴らしい〜。特にシルフィードを踊った吉川留衣さん、前からチェックしていた方でしたが、とても良かったです。
レッスンの後の模範演技はVTRでした。過去、ルグリが東京バレエ団のゲストとして踊った時のもの(エフィーとシルフィードは誰だかわからなかった)とDVDにもなっているパリ・オペ版の映像が流れました。レッスンを見た後だと見るべきポイントがわかって面白かったです。それにしても映像のルグリ、すごかった〜(すごいって表現は陳腐なようですがすごいものはすごいのです)。はじけてました。若いってこともあるんでしょうけど、あの足さばきはお見事です。あの映像が欲しいわ。なんかとーってもシルフィードが観たくなりました。

「ラ・シルフィード」(全2幕) [DVD]

「ラ・シルフィード」(全2幕) [DVD]

いやー、あんまりレッスンが素晴らしくて楽しかったんでジゼルの印象が薄くなってしまった。正直、ちょっと眠くなっちゃったりもしたんです・・。斉藤さんのジゼルは予想通りで、私的にはかなり苦手なタイプでした。1幕で変な前髪があるし(^^;。ウェットすぎる表現が演歌なんですもん。ペザントも子供みたいなダンサーが多くて興ざめ。木村さんのヒラリオンもいつもと同じ。高木さんのミルタは冷たく怖い感じがまあ良かったかな。2幕の群舞も良かったと思います。そしてもちろんルグリは素晴らしかったですよ。・・なんか辛口になってますが、この公演はゲストがルグリやマラーホフでなければきっと観に行かないだろうな。というか、今回のチケットはバレエの祭典会員のプログラムに入っているので自動的に手に入ることになってたから観に行ったんですけど、そうじゃなかったら行ったかどうかわかりません。だってジゼルですもん。ジゼル役のダンサーが何より大事です。できれば小出さんで観たかった。土日は彼女の予定がなかったんでしかたないですけど。ジゼルって似合うダンサーとそうじゃないダンサーがはっきりしていると思う。一般的には斉藤さんのジゼルって評価されているんでしょうか。うーん(^^;。