ロイヤル眠り7/12

昨日観て参りました。キャストはこちら
新生ロイヤル、堪能いたしました。
ダンサーもそれぞれ大変魅力的でした。ロホは、濃い演技と高い技術には定評がありますが、オーロラはどうかな?という思いも少々。登場のシーンは彼女はあまりスタイルが良くないのでうーん、さてさてどうなるのかと思いましたが、踊り出すと流石です。一気に場の空気を自分のものにします。テクニックの確かさはもちろんなのですが、高い音楽性に惚れ惚れしました。
ボネッリはちょっと憂うつな王子さまとして登場。白鳥の王子みたいなキャラ作り。ちょっと弱いけど容姿も良いし合格点です。
リラの精のマクミーカンはちょっと物足りなかったかな。気高い美しさがイマイチだしテクも中途半端だったと思う。カラボスのマクゴリアンはとても良かった。妖艶な美しさに圧倒されました。久しぶりのギャリーさんの活躍ぶりもうれしかった。また日本に来てね〜。
英国ロイヤルバレエは、とても良いカンパニーだと思います。古典を古典らしく、演出も美術も奇をてらうことなく格調高く仕上げていました。私はダウエル版の眠りの美術も好きなんで、古典回帰に最初は少々物足りなさも感じましたが、舞台が進むとそんな思いは消えうせました。眠りはかくあるべきという強い確信とロイヤルバレエはいかなるカンパニーであるかというアイデンティテイの確かさを感じました。