椿姫7/1

エルヴェ降板ショックをまだ引きずっていますが、Dijonからパリに戻って昨日はまたガルニエへ向かいました。
昨夜はマチューはもちろんの事、アルマンパパのイレール、デ=グリュのエイマンにも注目です。マチューのアルマンはロマンティックでした。ボッレの感情表現は結構激しかったんだと改めて思いました。二幕の手紙のシーンなんて特に。そのせいかマチューがちょっと物足りなく感じちゃったりして。でも三幕の舞踏会のシーンで、酔っ払って嘲笑で口元を歪めながらマルグリットにお金を渡し泣き崩れる様は原作のイメージに近く説得力がありました。そしてオスタが小柄なのでリフトは楽そうでした。あー、でもオスタ、二年前もそう思いましたが気品が足りません。手足が短いのはしょうがありませんが、ちょっとした仕草に配慮が足りません。頑張って演技してるのは伝わりましが。残念ながらどうしてもマルグリットに見えませんでした。
エイマンは良かったです。何より華がある。つい彼を目で追ってしまいます。ダンスもクリアで見ていて心地良いです。マノンのシアラヴォラも退廃的な雰囲気があって良かったと思います。彼女の足は本当に美しい。
イレールは、メイクのせいで最初イレールに見えませんでした。眉を白くしていたせいかしら?演技には納得です。マルグリットとの心の距離の変化が伝って来ました。
今夜が最後の椿姫になります。今日のパリは天候も思わしくないようです。