ギエムAプロなど
昨日観てきました。プログラム及びキャストはこちら。
昨日のことなのにすでに記憶が薄れている〜。何となく集中する前に終わっちゃったって感じ。
ギエムのクラシックを観る機会はもうあまりないかと思って選んだAプロ。白鳥の第二幕は抜粋なのですが、群舞付き。ギエムの白鳥って見たことあったかな?バレエフェスで踊ってるかな。あんまり印象にないっていうか他の演目の方がより印象的だったんだと思う。今まで見たギエムの古典って眠りとジゼルしか全幕では見てませんでした。改めて見るギエムの白鳥はとても美しく音楽性も豊かだと思いました。白鳥の2幕は完璧な美しさによって情感やドラマ性を超えたものが表現できるんだなあと思いながら見てました。ザハロワなんかも完璧な美しさを持ってると思うけど、ギエムはそこに意思が入ってギエムという一人の人間を見てる気がするのです。これは賛否両論なんでしょうけど、観客が期待するオデットをはるかに超えて存在するかのようなギエムはやはり素晴らしいです。ブラボー♪
いやー、でもホントに短かったよ。白鳥のアダージョだったら、群舞はむしろ要らなかったよ。フォーメーションが変だし動きがバタバタしてうるさくって主役二人の踊りに集中できなかった。
ステッピング・ストーンズは途中で集中力が途切れてしまって睡魔に襲われちゃった。その流れで見た優しい嘘にも十分集中できなかった気がする。というか、ステッピング・・が長くで優しい嘘が短いんで気合い入れ過ぎてみてたらあっという間に終わったみたいな感じ(^^;。ニコラの動きはキレがあってステキだった。ニコラは古典よりコンテンポラリーが断然いいな。ニコラの短髪にも大分慣れたし、何より数年前より身体が絞れてきてもともとのダイナミックさにキレが加わった気がする。5月にはギエムお姉さまのお供でないニコラが見られるのね〜。
Pushは「ギエムの今」っていうような作品かな?マリファントの振付は面白いと思う。スローモーションのようで重力が無いかのような動きと制止。複雑な動きをしているのにただ波が漂っているかのように変容してみせる身体。メッセージ性はないものの不安や行き場のない感情を起こさせるのは何故かな?マリファントの心象ってこと?ギエムは踊っていてどんな思いなんだろうか?
2008年7月2日(水)〜14日(月)
プログラムは「眠れる森の美女」と「シルヴィア」
ABTとはかぶりませんでした。ほっ。しかーし、パリに「椿姫」を見に行きたい私は7月初めは日本にいない可能性もあるのです。あー、早くキャストが知りたい〜。第21回バレエの祭典のラインナップも出てました。
2008年6月 モーリス・ベジャールバレエ団
ダンサーの一生、ボレロ/バレエ・フォー・ライフ
2008年8月 ポリーナ・セミオノワ主演
ドン・キホーテ
2008年9月 マニュエル・ルグリ/ウラジミール・マラーホフ主演
ジゼル
2008年11月 シュツットガルト・バレエ団
眠れる森の美女/オネーギン
2009年4月 パリ・オペラ座バレエ学校
青春の罪、スカラムーシュ、ヨンダーリング
2009年5月 デンマーク・ロイヤルバレエ団
ナポリ/ロミオとジュリエット
2009年7〜8月 第12回世界バレエフェスティバル私が行こうと思っているNBS以外の来日公演は、
2008年5月 パリ・オペラ座バレエ団
ル・パルク
2008年7月 アメリカン・バレエ・シアター
オールスター・ガラ/海賊/白鳥の湖
2008年11〜12月 ボリショイ・バレエ団
白鳥の湖/明るい小川/ドン・キホーテ
来年の1月はバーミンガム・ロイヤル、2月はマラーホフ。レニングラード国立は最近行かないんだけど、友人がコルプを推すんで今揺れているところ。3〜4月は来日公演ないのねー。少しはお休みも必要ってことかな?