コジョカル&マックレー

ゆうぽうとで行われた東京バレエ団の「真夏の夜の夢」/「バレエ・インペリアル」を見て参りました。本日のキャストはこちら
東バのみなさんには申し訳ないのですが、前半の「バレエ・インペリアル」、殆ど寝てしまった〜!こんなの久しぶりです。吉岡さんが踊ると目が醒めるのですが、いつの間にかまた睡魔に襲われ記憶がないのです。いやー、確かにメンズのビジュアルの悪さに目をつむりたくはなりました。が、しかし、あんなに寝ちゃうとは・・!
でも「真夏の夜の夢」はばっちり目覚めてましたよ!隣の席の方も私の態度が豹変したんで驚かれた事でしょう。ほほ。
まず、作品が素晴らしい。ロイヤルは本当に素晴らしいレパートリーを持っていると感心してしまいます。アシュトン、マクミランは宝物のような作品を残してくれました。もちろん、音楽も良いので、バレエに馴染みのない方にも老若男女が楽しめる作品だと思います。
コジョカルを見るのは久しぶり。ちょっと老けた?彼女はかわいいタイプなんで、大人っぽくきれいになったというよりちょっとオバサンになった印象。髪形のせいかな?いやいや、そんなことより、やはり彼女の踊りは素晴らしい〜。あの軽やかな足さばき、リズム感、それに演劇性も加わって観客の目を釘付けにしたことでしょう。雄弁な身体の持ち主!!。東バの女性陣の中にあっても小柄な体型でありながら、舞台では大きな存在感です。今回気付いたのは、首(あご?)や肩甲骨の動きが大きいんですね。もちろん足もシャープに高く上げるので動く空間が大きいのです。手の動きとかにもアクセントがあってニュアンスが加わるのです。ヴィヴィアナの踊りをちょっと思い出しました。ヴィヴィほど強いアクセントじゃないんですけどね。惜しいのはポワント。足の幅が広いのか、つま先が大分広がったタイプのシューズなのです。安定感はあるけど、繊細さに欠ける〜。外反母趾なのかな?ま、踊り出すとだんだん気にならなくなるんですけどね。
そして新星スティーブン・マックレー君。まだソリストだそうですが、ロイヤル期待のダンサー。テクニックもあって踊りもなかなか優雅、マイムも良かったです。若き日のダウエル氏は映像でしか存じ上げませんが、なんとなく雰囲気似てる?ダウエル氏直々のご指導の賜物です。マックレー君、どんどん経験積んでいって欲しいです。