失われた時を求めて

三日目、終わりました。キャストは8日が当然ですが、一番良かったです。アバニャート&エルヴェの囚われの女は美しく、切なく、素晴らしかった〜。語り手の猟奇的な面が伺えるエピソードをプティは美しいパ・ド・ドゥに仕上げています。プティの視点って健康的で大人だな。この日はシャルリュスのルグリも素晴らしかった!パリ在住の友人を誘ったんですが、彼女は一番ルグリが印象に残ったみたい。
本日9日は、エルヴェのサン=ルーに集中して見ました。正直、マチュー@サン=ルーの時、ちょっと眠くなっちゃった私。疲れてたのかもしれないけど悔やまれます。音楽も単調だし、動きも激しさはないのでアトラクティブではないせいもあるかな。でも今夜は私なりにこのシーンを楽しめたと思います。正反対の性格を持つモレルとサン=ルーはまるで双子の様に見えます。ただモレルには迷いが無く明確な意思を持ちサン=ルーを導いている。サン=ルーは何かに迷いを持ちながら自分が何者なのか自問自答している。まるで違う個性の二人が同じような外見をしているという事で同じ人間の中にある二面性が潜んでいる事を暗示しているような、なんて事が私の頭の中に浮かびました。
いろいろ感想はありますが、続きは帰国してからにします!