祝☆エルヴェ・モロー復帰☆

更新さぼっております。
でもこれは書かなきゃ!エルヴェ、無事にオペラ座の舞台に復帰しました。
演目はサシャ・ヴァルツのロミオ&ジュリエットです。2007年初演時もオレリーとほぼシングルキャストで踊りました。今回は2回、メラニー・ユレルとヴァンサン・シャイエが踊りましたが残りは全てエルヴェとオレリー。エルヴェ、良くやった!15日は映画館中継もありました。友人は映画館で鑑賞しようとしたけど、チケットソールドアウトだったそうです。三日間カメラが入り録画されたようでそのうち仏でテレビ放送があるとか、で、上手くいけばDVD? 期待しちゃいます。
私もこの時を逃すといつエルヴェに会えるかわかりませんので、いそいそ行ってまいりました。
初演時も見てきましたが、今回は音楽についても少しお勉強してより作品を理解できた気がします。そんな事抜きにしてもエルヴェがとっても素敵だったことは言うまでもありません。長らく彼が踊るのを見られずにいて自分の心に抑制をかけていて、最初、舞台上で踊るエルヴェを見ても何か現実の事には思えず、夢の中にいるような気持ちでした。でも鑑賞2回目の映画館中継のあった日の公演がとっても心に響いてきて、エルヴェ病が完全に再発しました。彼の身体の持つ魅力と悲しみを纏う繊細な雰囲気が何とも言えないロミオ像を作り上げていました。本当に見に行ってよかった。ブログには書いてませんが、更新途絶えた間もパリオペ追っかけは続けていますが、エルヴェを見る時の身体が痺れるような内側からこみ上げる感覚は他のダンサーでは感じられないのです。はぁ、やっぱり私はエルヴェ・モローというダンサーがとても好き。彼は特別。
引退もささやかれていた中での復帰で、正直これが最後かもという思いはぬぐい去れません。今後の予定を聞いたところ、今シーズンはオペラ座での舞台には上がる予定なし。来シーズンも体調見ながらなので未定との事でした。今までの事考えると予定あっても軽はずみな事言えないのはわかるけど、やはりそれだけ厳しい状況なんだろうなという事は推測できました。でも、エルヴェ自身から今後も踊っていくという意志を確認できたのはとても良かった事です。今後どうなるかわからなくてもエルヴェが踊る事を諦めずにいるという事が嬉しい。でもちょっと苦しい気持ちもありますけど。