文藝別冊「萩尾望都」

こんなの見つけちゃった。

萩尾望都 少女マンガ界の偉大なる母(文藝別冊)

萩尾望都 少女マンガ界の偉大なる母(文藝別冊)

欧州への憧れが心に宿ったのも「ポーの一族」や「トーマの心臓」の影響が強いと思います。「恐るべき子供たち」も原作より漫画の方が先だった。
萩尾望都大島弓子竹宮恵子が同時期に活躍していた少女コミックはスゴイ漫画雑誌だったと思う。私は竹宮さんの作品はあまり好きじゃないけど、萩尾さん、大島さん(この方の作品も私の精神活動の源ができ上がるのに大きな影響をいただいた)の作品は今でも大好き。同じく24年組山岸凉子さんの作品ももちろん大ファン。アラベスク第2部を掲載した「花とゆめ」あたりから小学館から白泉社に私の好みは移っていたのでした。
他にも好きな漫画はありますが、小学生で出会ったこれらの作品には少し大人びた文学的匂いが感じられ、夢中で読んだことを思い出すだけでどこか胸がきゅんとなります。今でもどこかにエドガーがいる、そんな気持ちがするのです。自分が14歳になった時にエドガーと同い年になって、15歳の誕生日が来る事が悲しかった思い出も。
しかし、萩尾さんって20代前半でポーの一族を描いてるんですよね。早熟だ〜。