Félicitations à Stéphane Bullion

昨夜のラ・バヤデールの公演でStéphane Bullionがエトワールに任命されたそうです!ダンソマニさんはこちら。うるうるしているステファンの写真にこちらも胸が震えます。
いつかこの日が来るだろうと思っていましたが、ソロル役でエトワールです。とにかく、おめでとうございます。私もとってもうれしいです。
ハイ、公式サイトにも出ました。→こちら
うあぁ、、このステファン、素敵。wild&sexyな彼の魅力が出ている写真だと思います。
ステファンおめでとう記念に?先月パリで観たロビンス・プロの感想を少し。旅メモ更新もとどこおっちゃってますからね〜(^^;
5/5にムッサン&ステファンペアをIn The Nightで観ました。第3パートでした。3日にオーレリ&ニコラ組で観ていて、それなりに満足していたのですが、私は断然5日のムッサン&ステファンの方が好みでした。
オーレリって最近イメージが変わりました。ニコラのせいなのか、彼女が母になって内面に変化が生じたせいかはわかりませんが、熱いエネルギーやほとばしる感情を感じさせるようになった気がします。ニコラと踊っている時の彼女は思いっきり身体をあづけて何かはじけた感じ。これまでどこか感情を抑えたようなポーカーフェイスが魅力だと思っていました。もちろん熱いオーレリも魅力的なのですが、この作品は雰囲気を楽しむ作品で演技過多は野暮につながるように思いました。ニコラはマッチョで力強くほとんど素の魅力ですから、ロマンティックというより、熟年カップルの恋愛ドラマ見てるみたいな気分になって”どこか古くさい”と感じてしまったのです。
それが、ですね。ムッサン&ステファンは程よいロマンティック加減で、目の前に繰り広げられるムーヴメントの魅力と音楽との調和に酔うことができました。それ以上を連想させすぎないのが良いのです。ムッサンの華奢な身体が作り出す女性美と切なくなるような感情表現、そして、ステファンの硬派だけどロマンティックな雰囲気が胸をきゅんとさせるのです。
ステファンって等身大の男子としての魅力もあるけど、どこか近寄りがたい雰囲気も持っていて、自分の中にある何かを投影しやすいのかもしれない。親しみやすさはもちろん魅力だけど、私の場合、こちらの想像力が遮断されてしまうことがあるから。
長身女性ダンサーと踊れる貴重な存在で、エルヴェの怪我などでカールやステファンが頑張って来た経緯もあります。その辺りは私としては複雑な部分もある(未だにアニエスとステファンの椿姫を邪念なしに楽しめない)のですけど、彼のエトワール任命は、本当にうれしい。エトワールとして踊る彼を早く観たいものです。いつになるかな〜?