K-Ballet白鳥

14日、東京文化会館にて。公演詳細はこちら。主なキャストはこちら
昨年の怪我後、古典を踊って完全復帰です。会場は熊川さんの復帰を待ちわびたファンの思いであふれ、熊川さんは全身で踊る喜びを表現し観客のその思いに応え、自ら復帰に歓喜していたと思います。10数年来、熊川さんを見続けてきた私も何やら熱いものがこみ上げてきました。あと何年熊川さんが踊るのを見られるかわかりませんが、自分の身体の声を良く聞いて、メインテナンスしながらクオリティを保っていってほしいです。今度の怪我は本当に大変な経験だったと思いますが、身体を管理するということにより慎重になって彼のダンサー生命を伸ばすことに繋がってくれればと願います。
本日のオデット&オディールは荒井さん。実は私は初見かも。これまで、どちらかというと康村さんを選んできたので。残念ながらオデットは荒井さんにはあまり向かないと思う役でしたが、荒井さんはまじめにきっちり踊っていたと思います。オデットってホント難しい役だと思いますよ。
他、私が印象に残ったのは、トロワ隊と2羽の白鳥の松岡さん。プリンシパルなんだから当然なんだけど、華のある踊りでした。きれいだし音楽性も豊かで、良いダンサーですね。彼女って留学経験者の多いKの中では珍しく純国産ダンサー。入団当初より洗練されて来た印象があります。まだまだ進化しそうな予感。
東野さんは好きなタイプのダンサーなのですが、何かが足りない・・。足さばきかな?・・軽やかさとリズム感がイマイチ・・。ガンバレ、泰子!
花嫁候補の浅川さん、踊りや大きく華やかでした。今、Kでは彼女を推しているけど、わかる気がします。たおやかでありながらスケールの大きな踊りは現代的なプリマです。
メンズでは、アッパークラスの貴族に良いダンサーがいるなー、と思ったら、宮尾さんでした。群舞だと目立ちますね。スタイルも良いし、ラインがきれいです。スパニッシュでは美しい指先を堪能しました。←フェチな私(^^;。
ちょっとお気に入りの遅沢さんは今日は出演なし。んーっ、残念!