ニジンスキー

今回のニジンスキー・プロの会場でこんな本を発見。

ICON  伝説のバレエ・ダンサー、ニジンスキー妖像

ICON 伝説のバレエ・ダンサー、ニジンスキー妖像

元々私のバレエ好きのきっかけにニジンスキーの存在があります。統合失調症になってしまった天才ニジンスキーの生涯に興味を持ったからです。ダンサーとして第一線で活躍していたのはホントに短い期間なのに、いや短いからこそ伝説になってしまった人物。この「ICON」という本はビジュアル的資料が満載。私のニジンスキー本コレクションに加えました。ニジンスキーは自身も手記を執筆していて和訳もされていますが、翻訳ということを差し引いてもこの手記はとても読めたものじゃありません。といいながら読んだけど。
ニジンスキーの手記 完全版

ニジンスキーの手記 完全版

ま、統合失調症を発症してから書いているので思考がまとまらないのは仕方ないことです。翻訳した人は大変だっただろうな、と感心したりして。
ニジンスキー本なら鈴木晶氏のこの本がお勧め。
ニジンスキー 神の道化

ニジンスキー 神の道化

著者のバレエへの愛、ニジンスキーの敬意を感じます。そして最近、「ICON」に加えて購入して現在読んでいるのが、「肉体の芸術―ニジンスキーの生涯、石福恒雄著」。もう絶版になっちゃた本だけどネットで買えるのでアマゾンは便利です。精神医学的考察がもっとあるかなと思ったらそうでもないので読みやすい本です。まだ途中だからわからないけど、内容は私にとって新しいものはないかな?というか、もしかしたらこの本が一般的なニジンスキーの日本語の資料の元なのかも。なんたって1968年出版ですから。石福氏の他の著書も読んでみたくなっています。