六月の庭

父の命日が近いので、今日は、実家に行ってきました。父が生前親しんでいた庭に咲く花々を持ってお墓参りへ。同じ季節が巡り、六月の庭の花を見ると普段の生活の中で薄れてきていた記憶がリアルに甦ります。父の枕花として手向けたシモツケソウは今年はもう終わってしまったと母が言っていました。ショウマやほころびかけている芍薬のつぼみも私の悲しい記憶の中にあります。父の墓前に庭の草花を供えると冷たい石が少し表情を変えたように感じました。
実家の玄関をくぐり、私を一番に迎えてくれたのは、赤く色づいた額紫陽花でした。初めは白い花がだんだん紅をさしてくるのだそうです。母によると田舎娘みたいだそうで、初めてのお化粧をした女の子のイメージでしょうか?かわいらしいその姿を写真にパチリ。この花いつからこの庭の住人になったの?確かになんとなく眺めているだけでは、花を付けないと紫陽花の存在には気がつかないのかも。うーん、きっと普段見ているようで見えてないことっていっぱいあるんだろうなー。ちょっぴり危機感(^^;
6月はバラの季節でもあります。私のお気に入りだったスィートブライヤーは数年前にダメになっちゃったのです。その姿が見られないのはちょっと悲しい。今はつるバラのカクテル、名前は知らないけどピンクのスプレーバラが咲いてました。今年はハーブの花たちが元気な印象。まだ雨がそう降らないし湿度の少ない方がハーブたちは好きなんだね、きっと。カモミール、タイム、セージ、オレガノ、アップルミント、ウスベニアオイ、フェンネルなど・・。とくにフェンネル、巨大だよ〜。