DDD

昨日発売の雑誌DDDはパリ特集あり。オペラ座のマニュエル・ルグリ、イザベル・シアラヴォラ、ミリアム・ウルド=ブラームのインタビューが掲載されています。特にルグリのインタビュー記事が長かったし、内容も充実していました。気になる引退時期についてもやはり「オネーギン」でという気持ちは変わらないみたいで、少なくともあと一年半はオペラ座で踊るそうです。遠いことのようですがきっとあっという間ですね。あんまりこれ以上は考えたくない。これからもルグリはきっと新しい魅力をみせてくれると思うのでずっと見ていきたいと思います。バレエの志す上で重要なことという問いに対し、「愛するということ。自分の全てを捧げられること。本当にこの職業を志すのなら、まず、確信をもってやらなければだめ。」という答えがありました。自分の職業に対しこれほどの強い意思が必要だ、と言いきるルグリはもちろんそれを体現しているからこそ説得力がある。でもこれはおそらくルグリだけでなく偉大なダンサーと言える人全てに共通しているかもしれません。何かかっこいいです。
シアラヴォラのインタビューは、今まで彼女のイメージと違ってお茶目でかわいらしい一面を感じさせました。そして彼女もまたバレエを通して自分を表現することを愛してやまない一人のダンサーだということが伝わってきて今までにも増して好きになりました。美人だってだけじゃなくて、彼女がもてるのがなんかわかる気がする。もちろんあの足に悩殺されちゃうってのもあるんでしょうけど。
ミリアムは若さあふれる内容でした。未知数の自分をわくわくしながら見つめてる感じ。いいですねー。キラキラ感が彼女の言葉からあふれてます。
少し気になったことを書いちゃいますけど、せっかくのインタビューなのに仏語を和訳した方が悪いのか校正が悪いのかわかりませんが、シャルリュスがシャルル、ロパートキナがロパート・キナだったりして、ちょっとがっかり。特にロパートキナに関しては、ダンス雑誌なんですからあり得ないミスだと思っちゃいます。ふー。

DDD (ダンスダンスダンス) 2007年 07月号 [雑誌]

DDD (ダンスダンスダンス) 2007年 07月号 [雑誌]